2026/02/14 11:07

幼い頃から、いつも猫がそばにいました。
けれど18歳で実家を離れてからは、しばらく猫のいない生活。

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仕事に夢中な毎日。
聞こえはいいけれど、振り返れば「自分のためだけに生きていた」時間だった気がします。

深夜まで残業して、家でも仕事。
そんなある日、ふと思いました。
「私に足りないのは、猫かもしれない」と。

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里親募集の記事を見つけて迎えたのが、あさひとキリン。
そしてふたりの間に生まれたシマ。
4人での生活が始まりました。

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でも、正直に言えば
猫中心の暮らしではありませんでした。

疲れた時は癒してもらい、
忙しい時はご飯だけ置いて帰らない日もある。
大好きなのに、一緒にいられる時間の尊さに気づいていなかったのです。

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キリンが13歳になった頃、突然食欲が落ちました。
病院で告げられたのは糖尿病。

毎朝晩決まった時間にインシュリン。
食事を見届けてから打つこと。

説明を聞きながら、頭に浮かんだのは
「仕事はどうするの?」という、自分本位な思いでした。

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そんな私の気持ちを大きく変えた出来事があります。
東日本大震災でした。

血糖値の測定で入院していたキリン。
28階のオフィスに閉じ込められ、連絡が取れない時間の中で
ただ無事を祈るしかありませんでした。

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もしあの日、入院していなかったら。
夜のインシュリンは打てなかったかもしれない。

その時、初めて
「仕事より大切なものがある」と思いました。

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少し長くなってしまったので、
続きはまた次回に。